欧州為替:新興国協調為替介入の可能性でリスク回避後退

2013年8月30日 21:06

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記事提供元:フィスコ


*21:06JST 欧州為替:新興国協調為替介入の可能性でリスク回避後退
30日のロンドン外為市場のドル・円は、月末で閑散取引の中、97円99銭から98円30銭まで強含みに推移した。

ユーロ・ドルは、ユーロ圏8月業況判断指数が予想を上回ったことで、1.3231ドルから1.3253ドルまで強含みに推移した。
ユーロ・円は、129円78銭から130円09銭で推移した。

ポンド・ドルは、英ボーダフォンが米ベライゾンへ持分売却(約1300億ドル)案件を受けて、1.5477ドルから1.5524ドルで下げ渋る展開となった。
ドル・スイスフランは、0.9289フランから0.9314フランで推移した。


[経済指標]
・ユーロ圏・8月業況判断指数:-0.21(予想:-0.36、7月:-0.52)
・ユーロ圏・7月失業率:12.1%(予想:12.1%、6月:12.1%)
・ユーロ圏・8月消費者物価指数速報値:前年比+1.3%(前年比予想:+1.4%、7月:+1.6%)
・南ア・7月貿易収支:-142億ランド(予想:-90億ランド、6月:-77億ランド)
・ブラジル・4-6月期国内総生産:前年比+3.3%(前年比予想:+2.5%、1-3月期:+1.9%)
・インド・4-6月期国内総生産:前年比+4.4%


[要人発言]
・オランド仏大統領
「フランスはイギリス抜きでも軍事介入を実施」
・ノボトニー・オーストリア中銀総裁
「市場は欧州中央銀行(ECB)の早期利上げを見込むべきではない」
・オズボーン英国財務相
「英国議会のシリア軍事介入否決は、世界における英国の役割問い直すきっかけになる」
・インド財務省主席経済アドバイザー
「インド、ブラジルなど新興国数カ国とオフショア通貨市場への介入巡り協議」
「通貨に関する協力措置、向う数日内に発表の可能性」《MY》

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