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30日の中国本土市場概況:小動き、経済指標の発表を控えて様子見ムードが強い
記事提供元:フィスコ
*17:03JST 30日の中国本土市場概況:小動き、経済指標の発表を控えて様子見ムードが強い
30日の中国本土市場は小動き。上海総合指数は前日比1.16ポイント高(+0.06%)の2098.38、深セン成分指数は同12.01ポイント安(-0.15%)の8202.48で取引を終えた。週末要因や9月1日に8月の製造業購買担当者指数(PMI、政府版)などが発表されるため、両市場ともこう着感の強い展開を示した。
強弱材料では、シリアの緊迫情勢がやや緩和されたことを受けて、最近に売られた外国人向けのB株に買い戻しが加速。また、上海貿易自由試験区の関連銘柄に買いが継続したことも指数を下支えした。このほか、信用資産の証券化に関する試験プログラムの拡大方針や、上場銀行の中間決算が堅調だったことが金融セクターの支援材料となった。
一方、商品価格の下落が石炭など資源銘柄の売り手がかり。また、18年間中止されていた国債先物取引が来週9月6日に再開されるとの観測も、株式市場からの資金流出懸念をやや強めた。
なお、信用資産の証券化に関する試験プログラムについて、第1陣となる高品質の資産担保証券(ABS)が約3000億元(約4兆8000億円)になると予測されている。うち国家開発銀行は1000億元、国有大手5行は1000億元、ほかの金融機関は残りの1000億元を分けると報じられた。《KO》
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