日清食品、タイ袋麺市場に本格参入 現地工場が竣工

2013年8月1日 13:37

印刷

タイ日清のナワナコン工場(画像:日清食品ホールディングス)

タイ日清のナワナコン工場(画像:日清食品ホールディングス)[写真拡大]

 日清食品ホールディングス(HD)は1日、子会社であるタイ日清のナワナコン工場が2013年7月1日に竣工したと発表した。

 これまでタイ日清ではカップ麺を中心にビジネスを展開していたが、新工場竣工とともにタイ即席麺市場の約90%を占める袋麺市場に本格参入する。袋麺の新商品ではグローバルブランド「NISSIN」を全面に打ち出し、食感においても形態においても差別化された「麺」をコンセプトにシェア拡大を図る。また、日清食品HDは、海外戦略を加速するための重要な輸出拠点としてもタイ日清を活用していく。

 日清食品HDは、今年4月30日に発表した「日清食品グループ 中期経営計画2015」において、2015年での約1,000億円の海外売上高を目標に掲げており、今回のタイ事業の拡大も中期経営計画の達成に向けた重要なアクションの1つと位置づけている。

関連記事