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【話題株】ファーストリテ北米積極展開でイメージ戦略の担い手に注目
■CMがカンヌで受賞の実績、制作に携わったティー・ワイ・オーに期待と思惑
ファーストリテイリング <9983> は11日、米国の東海岸・西海岸に「ユニクロ」を10店舗出店し積極展開すると発表。同社のイメージCMとして評判になった「UNIQLO WAKE UP」(ユニクロ・ウェイクアップ)が6月下旬、フランスのカンヌで開催された国際フェスティバルでブロンズ賞を受賞したため、この制作に携わったCM制作などの大手、ティー・ワイ・オー <4358> (JQS)に株価材料としての期待や思惑が連想的に波及している。
ファーストリテの発表によると、2013年秋、米ニューヨーク州(3店舗)、ニュージャージー州(2店舗)、コネティカット州(1店舗)、カリフォルニア州(4店舗)に合計10店舗をすべてショッピングモールに出店し、現在米国に展開する7店舗と合わせて17店舗へと拡大、12年秋に開始したインターネット販売と合わせ、いよいよ米国での本格的な事業拡大を展開するという内容。
一方、ティー・ワイ・オーは6月下旬、同社が制作に携わった「UNIQLO WAKE UP」など2点の作品が第60回カンヌライオンズ国際クリエイティビティ・フェスティバルで受賞したと発表している。
会社側は、今後の展開についてはノーコメントとするのみだったものの、これら2つの発表をつなげると、状況証拠に過ぎないものの、何やら期待が膨れ上がってくるようだ。ファーストリテの株価は、6月17日の2万7900円を安値に回復基調を強め、昨日と本日、3万8750円の戻り高値をつけた。信用売り残に逆日歩が発生するため、好材料が出なくても買い戻しが増えやすい状態になっている。
一方、ティー・ワイ・オーの株価は、6月26日の118円を安値として一気に切り返し、本日の終値は158円。6月下旬に今7月期の決算予想と配当見込みを増額発表し、8月1日からは売買単位を現行の500株から100株に変更するため、より幅広い投資家層を呼び込む可能性が出ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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