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ホンダ、タイで新四輪車工場を建設開始 約550億円を投資
ホンダのタイにおける四輪車生産販売合弁会社であるホンダオートモービル(タイランド)カンパニー・リミテッド(以下HATC)は10日、新四輪車工場(プラチンブリ県・ロジャーナ工業団地内)の着工記念式典を行った。式典にはタイのインラック首相、在タイ日本国大使館の佐藤重和大使らが来賓として出席し、ホンダからは伊東孝紳社長が出席した。
新工場は2015年の稼働開始を予定しており、土地の取得と建屋の建設費用を含めた投資額は約171.5億バーツ(約549億円)で、年間生産能力は12万台、新工場立ち上げ時の従業員数は約1,200人(非正規従業員を除く)となる。グローバルで需要が高まる小型車を中心に生産する予定で、製造工程のショートプロセス化や、塗装・溶接工程へ最新の生産技術を投入することなどにより、高効率な生産体制の新工場を目指す。
また、28万台の年間生産能力を有する既存のアユタヤ工場では生産ラインの延長などさらなる能力拡大に向けた投資を予定しており、2014年には年間生産能力が30万台となる予定。これにより、新工場と合わせたHATCの年間生産能力は2015年中に42万台となる。
ホンダは、タイにおける2012年度の販売台数が24万675台となり、四輪乗用車販売台数において1位を獲得した。今後も、拡大し続けるタイの小型車市場やアセアン、大洋州、中近東、アフリカ、カリブ諸国市場への輸出増を見据え、生産能力の増強を図るとともに、さらなるラインアップ拡充を図っていく方針。
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