日立製作所、SUICAの履歴情報などを利用したマーケティング情報提供サービスを開始

2013年7月2日 17:51

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記事提供元:スラド

fukusuke003 曰く、 日立製作所は、SUICAの履歴情報などを解析して分析を加えたマーケティング情報を有償販売するサービスを発表しました(プレスリリースMSN産経ニュースITmedia)。

  駅の利用者の性年代構成、利用目的(訪問者/居住者など)、滞在時間、乗降時間帯などを、平日・休日別に見える化する 
 これらの情報と独自の評価指標を用いて特徴を抽出することにより、駅のタイプ(住居/商業/オフィスなど)を割り出すなど、多岐にわたるマーケティング情報を算出する といったことが可能になります。なお本サービスで取得する情報は

  駅利用者の性別年代構成のほか、利用目的や滞在時間、乗降時間帯などを収集する 
 スイカ利用時に記録される乗降履歴や利用時間、定期券の区間などの情報はJR東日本から提供を受けない とのことで、プライバシーに配慮をしています。またサービス開始に先立ち、日立製作所は「ビッグデータビジネスにおける 日立のプライバシー保護の取り組み」という文章を公開しており、プライバシー保護に対する姿勢を示しています。

 もちろんビッグデータ関連のサービスではプライバシーの保護は重要な課題であり、本サービスに対して懸念を示す意見も出ています(NAVERまとめITmedia)。

 個人的な見解をとしてはユーザに利便性があれば受け入れてくれるだろうと思うので、むしろビッグデータ活用により、いかに価値あるサービスを提案できるかがポイントともいますね。ありきたりですが。

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