「FRB次期議長候補であるイエレン女史の議長就任に暗雲が」

2013年6月24日 18:31

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記事提供元:フィスコ


*18:31JST 「FRB次期議長候補であるイエレン女史の議長就任に暗雲が」
ここに来て、イエレンFRB副議長の来年2月からの議長就任に暗雲が立ち込め始めたよ

うだ。もともと同女史は、FRBにあってハト派的な存在であり、失業率ターゲットに

ついても、そのハト派的なスタンスは明確であった。

故に、つい最近、バーナンキFRB議長が打ち出しはじめた「量的緩和出口策」につい

ても、イエレン女史が議長に就任する来年2月頃には、その出口論も色あせるのでは

ないか?との見方がマーケットにはあったようだ。


しかし、JPモルガンのエコノミストが指摘したところによるとFRBの金融政策と

しては、出口論が規定路線としてなるだろうとのことであった。

仮にそうなった場合、イエレン女史の議長就任さえも、危ぶまれてしまうかも知れな

い。なぜなら、イエレン女史はその昔、グリーンスパン議長(当時)の要請さえ突っ

ぱねる、強い意志を持ち合わせているヒトだからだ。

ハト派が貫けない議長就任を拒むのは、むしろ必然かもしれない。《FA》

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