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【株式評論家の視点】ユーグレナは八重山殖産の子会社化による収益貢献に期待が大きい
<銘柄の見所>
ユーグレナ <2931> (東マ)は5月1日の高値1万6510円から調整に入っていたが、底値圏で長い下ひげを引く底入れ完了のパターンとなり、本格出直り相場へ動き出した。
6月26日に、iPS細胞事業と臓器移植等に係わる臨床検査事業を行っているリプロセル <4978> (JQS)が新規上場の予定にある。前評判が非常に高く、好スタート必至と見られているだけに、バイオ関連株を改めて刺激する方向が予想される。
今2013年9月期の3月中間決算は売上げ8憶2600万円、営業利益4300万円を確保した。期は連結決算未作成のため前年同期の比較はない。ヘルスケア事業では、主力製品「ユーグレナファームの緑汁」の知名度向上及び販売体制の強化により、売上げは想定を上回り、食品関連商品は堅調に推移。ただ、化粧品のOEM供給は販促手法のミスマッチなどから苦戦。全体で計画未達となった。
今期通期の業績は売上げ20億5500万円、営業利益1憶3400万円を見込んでいる。前期の単独決算は売上げ18億4300万円、営業利益1億2600万円の実績だった。
同社は、今年の3月27日付で、ユーグレナを生産している八重山殖産の株式を追加取得し、子会社化した。これにより、研究成果、培養技術をより積極的に生産現場に投入することができ、ユーグレナの生産コスト低減、増産の効率化が実現する見通し。八重山殖産の持つ設備、ノウハウや遊休資産を、バイオジェット燃料を中心とした研究課題に活用することで研究開発も加速しそう。
八重山殖産株式会社の収益貢献が本格化する来期の業績に期待が大きい。中期的には、ミドリムシで作られたバイオジェット燃料の事業化という大きな夢を抱えている。出直り相場のスケールも大きなものとなりそう。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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