【経営者の言葉】寿スピリッツの河越誠剛社長

2013年6月10日 17:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

決して成長産業とは言えない和洋菓子業界にあって、寿スピリッツ<2222>(東2・売買単位100株)は、「地域性と専門店を追及したブランド展開」・・・。

決して成長産業とは言えない和洋菓子業界にあって、寿スピリッツ<2222>(東2・売買単位100株)は、「地域性と専門店を追及したブランド展開」・・・。[写真拡大]

■最高益更新、美と健康をテーマに健康食品に進出

 決して成長産業とは言えない和洋菓子業界にあって、寿スピリッツ<2222>(東2・売買単位100株)は、「地域性と専門店を追及したブランド展開」、「熱狂的ファンづくり」、など独特の経営で好業績を続けている。2013年3月期は初の売上200億円突破、総利益率52.3%と最高更新、営業利益・経常利益・純益とも最高更新を記録した。今年4月3日にはジャスダックから東証2部に上場した。

 さらに、『ニューコンセプトメーカー』を掲げ、いっそうの成長を見込んでいる。同社の河越誠剛社長は、「新たな領域への挑戦、高い価値の創造に取組みます。とくに、新ブランド、新商品、新店舗に力を入れ、早い時期に売上高経常利益率10%以上(12年3月期7.7%、13年3月期9.1%)とすることを目標としています」と展望を語っている。

 とくに、投資家にとって注目されるのが健康食品分野への展開である。まさに、新たな領域への進出といえる。「美容と健康をテーマに新たに設立したジャパルシーが5月から本格的に事業を稼動しています。日本に豊富にあり、古くより美容と健康のために重用されてきた天然由来の栃(とち)と、藍(あい)を素材したものです。10年間の歳月をかけ研究を積み重ね製品化しました。会員制による直接販売システムを採用しています。出足は順調です」という。

 新業態では、福岡にフレンチトーストの専門店「アイボリッシュ」を6月末にオープン、東京表参道に新ブランドの新店舗「グラッシェル」を7月にオープン、さらに、台湾では北海道のイメージを前面に出したカフェ「KONAYUKI」を7月末予定でオープンし今後は海外展開にも力を入れていく。こうした和洋菓子での経営ノウハウと実績から健康食品事業に対する投資家の期待は非常に高いといえる。

 今期(2014年3月期)は5.3%増収、経常利益11.1%増益、1株利益は112.7円の見通し。前期10円増配の年30円とした配当は今期継続の予定。10日終値は1130円で10.0倍と割安。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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