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週刊ダイヤモンド今週号より~コンビニより多い歯科医数、業界の裏側に潜入
*08:00JST 週刊ダイヤモンド今週号より~コンビニより多い歯科医数、業界の裏側に潜入
「10万人突破」「コンビニより多い」「倒産件数は過去最多」——これらはすべて歯科医にかかわるキーワードです。右肩上がりの歯科医師数が10万人を突破する中、患者争奪で値下げ合戦が激化。特に、保険診療だけでは食えない歯医者たちが保険外の自由診療で患者獲得競争を繰り広げています。
今週号の週刊ダイヤモンドでは、明らかな供給過剰に見舞われている歯科医の現場に踏み込み、いい歯科医と治療にたどり着けるよう「歯科医と業界の見えざる真実、各治療法のメリット、デメリット」に迫っています。
歯科医にとって金のなる木“インプラント”。この治療を手掛ける医療機関は2002年の1万831カ所から08年には1万4580カ所に膨れ上がりました。インプラントをまともにやった場合の価格は45万円ですが、値下げ合戦で20万円という価格帯が発生。格安インプラントは利幅が薄いため、抜かなくていい歯まで抜いて治療本数を増やすやり方が増え、これが治療ミスを誘発すると記事は指摘しています。
また、虫歯治療で歯科医を訪れたのに、歯周病の治療が勝手にセットされているといったケースも増えています。虫歯を1回の治療で済ませた治療費は1万1650円(患者負担:3495円)ですが、2回の治療では1万2070円(同3621円)、歯周病がセットされると3万4020円(同1万206円)と、単なる治療費の3倍の収入増となります。これが「1回の治療でなおしてくれない」との患者の不満の温床になっています。
このほか、特集では「危ない歯医者・医療機関を見分ける7か条(基本編)」として(1)患者の話を聞こうとしない、(2)治療の欠点や危険性を説明しない、(3)治療計画を説明しない、(4)自由診療を強引に勧める・・・などを列挙。この“7カ条”にはインプラント編も用意されており、ダマされないための歯科医選びの道筋を読者に示しています。
《NT》
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