睡眠は生産性向上のための手段?

2013年6月9日 19:05

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毎晩平均して何時間ぐらい睡眠を取っていますか。もっと寝ることができれば、より健康で幸せに、そして生産的な人間になれると思いますか。

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 毎晩平均して何時間ぐらい睡眠を取っていますか。もっと寝ることができれば、より健康で幸せに、そして生産的な人間になれると思いますか。

 疲れている人にくらべてよく休んだ人ほどより多くのことができる――そしてより創造的にものを考えることができる――と常識では考えられていますが、忙しい幹部社員たちにとって実際にほんの少しでも目をつむっている時間がどれだけ少ないかを自慢することは特別なことではないのです。

 事実、最も忙しくしている人たちの多くは睡眠をほとんど中毒のように捉える傾向があります。必要としてはいるけれども、できればなくても済ませたいと。

 しかし、ウェブサイトFrugal Dad(倹約父さん)に掲載されている興味深いインフォグラフィックを見てもわかるように、夜遅くまで働いたとしても、それは概して短期的な解決にしかなりません。より生産的になるための最高の方法は、よりたくさん休むことなのです。休まず働き続けると危険です。

 ここをクリックすると睡眠と生産性について網羅した記事を読むことができます。

 その中でもっとも興味深い指摘のひとつは、100年前にくらべて大半の人の睡眠時間が20%減少しているという点です。睡眠不足がすべての自動車事故原因の5分の1を占めていることに加え、昨今起こったいくつかの主な人災にも関与しているという事実と合わせると、睡眠時間を十分取ることが自分のキャリアや安全性にとっていかに重要かわかるはずです。

 それではここで、毎日必要な睡眠をとって、最善を尽くせるよう準備を整えてから1日を始められるようにするコツをいくつかご紹介します。

■寝る時間を作る――タイムマネジメント上の最優先事項
 十分な効果が見込めるだけの睡眠時間を用意する。それから、それを守って実行し、習慣にする。

■明かりを有効に使う
 日中、自然光をある程度浴びる――さらに就寝直前にはテレビやパソコンの画面からしばらく離れているようにする――と、体内時計を調整し、すぐに寝られるようにするのに非常に役に立ちます。

■質の高い眠りを目指す
 ベッドに横たわっているだけでは十分ではありません。カフェインの摂取量を減らし、リラックスする仕方を覚えて、穏やかで平穏な睡眠をしっかりとるよう努めるのです。

■少し昼寝をする
 午後に10~15分寝ると、気分や生産性が上がるでしょう。ただし、昼寝が長くなりすぎると睡眠パターンが乱れてしまうので、長時間ベッドの中にいないよう注意してください。

 夜、寝ないようにするのは簡単です。殊に、個人的あるいは職業上の目標に集中し過ぎて寝ていたくないと思った場合にはそれが顕著になります。しかし、日常のあらゆるものごとは疲れているときには実行しにくくなるので、身体が必要としている休息をとり、毎晩必ず十分に休むようにしましょう。

※この記事はKey Organization Systems提供の記事を財経新聞が日本向けに翻訳・編集したものです。

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