JR東日本が豪華列車導入へ、クルーズトレインを新造

2013年6月4日 18:46

印刷

列車イメージ(画像:JR東日本)

列車イメージ(画像:JR東日本)[写真拡大]

  • 列車イメージ(画像:JR東日本)

 JR東日本は4日、観光立国推進の一環として豪華列車を導入すると発表した。豪華列車による「日本を楽しむあなただけの上質な体験」の提案を目的として、JR東日本のあらたなフラッグシップとなるクルーズトレインを新造し、2016年春以降の運行開始を目指す。

 運行エリアについては、当面は東日本エリアを中心に、「季節やテーマに合わせて日本列島を巡り、これまでにない感動を味わう旅行プラン」を今後検討していく。

 新造するクルーズトレインは、JR東日本のフラッグシップ列車としてふさわしい優れた乗り心地や高い静粛性をさらに磨きあげるとともに、新しい時代に求められる機能や要件を積み上げていくことを念頭に新しく開発する予定。

 車両のデザインコンセプトは「時間と空間の移り変わりを楽しむ列車」。世界的な工業デザイナーで「KEN OKUYAMA DESIGN」代表の奥山清行氏がプロデュースする。

 また、同クルーズトレインでは、電化・非電化区間を問わず走行が可能で、安定した走行性能と高い冗長性を両立する新開発の動力方式(EDC方式)を採用する予定。同動力方式の採用は日本国内では初めてとなる。また、優れた乗り心地や高い静粛性を実現するために、JR東日本がこれまでの優等列車向けに開発し採用してきたフルアクティブ動揺防止制御などをさらに磨きあげたものを採用する予定。

 列車編成は10両の専用編成とし、パブリックスペースとしてはダイニングやラウンジを用意する予定。また、プライベートスペースとしては、1両当たり2~3室の客室とし、2クラスのスイートルームを提供する予定。

関連記事