【引け後のリリース】ソニーは「エクスペリア」に続く競争力ある商品を投入

2013年5月22日 22:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■経営方針説明会:エレクトロニクス・エンタテインメント・金融事業など強化

  ソニー <6758> は22日の午後、2013年度の経営方針説明会を開催し、要旨を大引け後に発表。前年度の成果を踏まえ、エレクトロニクス事業の強化やエンタテインメント・金融事業の収益力の一層の強化、財務体質の継続的な強化、を進めて変革を加速し、グループ全体の企業価値の向上をめざすとした。

  発表によると、エレクトロニクス事業の強化では、3つのコア事業(モバイル、イメージング関連、ゲーム)の変革を加速するほか、テレビ事業の2013年度の黒字化達成を目指す。スマートフォン、およびタブレットは、「エクスペリア」シリーズに続き、さらに新しくかつ競争力のある商品をタイムリーに市場に投入するなどの施策を行ない、スマートフォンとタブレットを合わせたモバイル事業の売上高を2014年度に1兆5000億円、営業利益率4%の達成を目指すとした。

  ソニーグループ全体の経営目標としては、2012年4月12日に発表した通り、2014年度の売上高8兆5000億円、営業利益率5%以上、ROE(株主資本利益率)10%、エレクトロニクス事業の売上高6兆円、営業利益率5%の達成を目指すとした。

  本日は、同社の大株主である米有力ヘッジファンド、サード・ポイントが提案した映画・音楽事業の分離上場について、取締役会で評価する方向で検討を始めた、と日本経済新聞の朝刊で伝えられたが、発表ではこれに言及していない。

  本日の株価は連日の高値更新となり、前場に11.6%高の2413円(250円高)まで上げて2011年以来の2400円台を回復。終値も5.9%高の2290円(127円高)と堅調だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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