三菱商事など3商社、ミャンマー・ティラワ工業団地開発へ向け事業組合を設立

2013年5月1日 17:27

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ティラワ経済特別区の位置図(画像:三菱商事)

ティラワ経済特別区の位置図(画像:三菱商事)[写真拡大]

 三菱商事、丸紅、住友商事は1日、ミャンマーのティラワ経済特別区における工業団地先行開発エリア(通称Class-A、対象面積420ha)の事業化調査(F/S)や環境影響調査等を行うため、4月18日に3社共同でエム・エム・エス・ティー有限責任事業組合を設立・登記完了したと発表した。出資金額は2億9,400万円(3社均等出資)。

 ティラワ経済特別区はヤンゴン市南東約20kmに所在し、総面積は2,400ha(東京ドーム500個相当)で、ミャンマー政府から経済特別区として指定を受ける予定となっている。その内の先行開発エリアである420haを対象に、2012年夏より3商社が連携してF/Sを進めてきたが、更なるF/Sを遂行し、重要事項である環境影響調査等を共同で実施する事業体として、今回有限責任事業組合を設立した。F/S及び環境影響調査等の完了は今年秋頃を目標としている。

 3商社は今後、有限責任事業組合を通して、周辺環境への影響、ミャンマー政府による住民移転への対応等を慎重に見極め、ティラワ工業団地の先行開発エリアへの投資判断を行う。

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