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【編集長の視点】三井物産は4連騰、商社株はADR高を引き金に出遅れ訂正の局面
<マーケットトーク>
三井物産 <8031> は、40円高の1415円と4営業日続伸して始まり、昨年3月につけた昨年来高値1439円を射程圏に捉えている。前週末8日の米国市場で、NYダウが、67.58ドル高の1万4397.07ドルと連日の史上最高値更新となり、為替レートも1ドル=96円台と円安に進み、同社ADR(預託証券)も、東京市場の終値に対して25円高(円換算値)で引け、この日寄り付き前に外資系証券からの買い物も観測されたことから、出遅れ修正買いが増勢となっている。
米国市場で日本株のADRは、前週末8日にほぼ全面高となったが、上昇率トップは三井物となっており、同じくADRが31円高で引けた三菱商事 <8058> も、36円高の1863円と5営業日続伸、この両社株にツレ高、大手商社株は、期末の好配当利回り買いも加わって、伊藤忠商事 <8001> 、住友商事 <8053> も、それぞれ5営業日~8営業日続伸するなど軒並み高となっている。
三井物の株価は、原油・金属価格などの資源価格の下落や歴史的な円高が響いて昨年10月に昨年来安値1041円まで売られ、11月に今3月期業績の下方修正と年間配当の43円(前期実績55円)への減配を発表、1057円まで再度の下値確認となったが、昨年11月の野田前首相の解散・総選挙表明以来の円高修正で底上げ、今年1月のスペインの自動車プレス部品会社の株式取得を手掛かりに1429円高値まで買い進まれ、1300円台固めを続けてきた。PERは8倍台、PBRは0.9倍と出遅れが目立ち、配当利回りも3.0%と市場平均を大きく上回るだけに、昨年来高値更新から2011年2月高値1558円を目指そう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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