【狙い場・買い場】テーマ豊富な丸紅、農業にシェールガス人気、好利回りも

2013年3月7日 09:55

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 丸紅<8002>(東1)は、農業、シェールガス関連の日経平均採用の出遅れ銘柄として注目したい。TPPに絡んだ農業関連では、同採用銘柄のクボタ<6326>(東1)が昨年来の高値更新と上値を伸ばしており、米穀物取引大手ガビロンを買収する丸紅が穀物メジャーとして見直される可能性が高い。また、シェールガス関連では同採用銘柄のIHI<7013>(東1)が高値を更新しており、丸紅が総事業費1000億円の米イーグルフォード・シェールオイル・ガス開発事業に参画していることなどが再度クローズアップされよう。

 足元の業績、穀物分野、石油トレーディング分野とLNG分野での取扱高の増加に、チリ銅事業が好調で、今3月期売上高は10兆6000億円(前期比0.1%増)、営業利益は1550億円(同1.5%減)、経常利益は2750億円(同5.4%増)、純利益は2000億円(同16.2%増)と連続最高純益更新を見込んでいる。今期予想PER6倍台と割安感があるほか、配当利回り3.47%と利回り妙味もソコソコあり、見直し余地はある。

 株価は、2月12日に昨年来の高値717円と買われた後、もみ合いとなっているが、下値を切り上げる形で、上値指向を強めている。2008年8月高値781円までフシはなく、配当取りの動きも加わり、高値奪回から一段高へ進む可能性があり、好狙い場となろう。(株式評論家・摩周湖)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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