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カゴメ、リコピンサプリメントで美容市場に参入
昨年2月、その成分がメタボリックシンドロームに効果があると報じられたことから注目を集め、多くの企業が様々な加工品を市場に投入しているトマト。クエン酸やアミノ酸類などの疲労軽減に良いとされる栄養素が含まれているだけではなく、トマトに含まれるリコピンには、運動などによっても溜まりやすい活性酸素を消去する効果があるとして、今年の東京マラソンで初めてランナーに向けて提供されるなど、その活躍の幅がどんどん広がっている。
こうした中、カゴメ<2811>が、リコピン研究を結集してカゴメが新たに美容市場に参入、同社初の試みとなるサプリメント「リコピン美活習慣」を4月1日から発売すると発表した。
トマトに含まれる真っ赤な成分リコピン。これに着目した新製品は、「内側から美しく」をコンセプトに開発された美容のためのサプリメントとなっている。トマトリコピンが16mgに、低分子マリンコラーゲンを1000mgが配合されており、「純化」と「潤化」の「Wエイジングケア」を実現。さらに、女性の健やかな美を支えるビタミンC、ビタミンE、ヒアルロン酸、大豆イソフラボンを独自配合しているとのこと。トマトリコピンの美容における機能を活かした商品として、「カゴメ健康直送便」の通販限定で販売、2013年度の販売目標として5億円を目指すとのこと。
なお、本製品を開発するにあたり、カゴメにとって初の試みとして同社の女性社員10名による特命プロジェクトチーム「リコピンビューティーアッププロジェクト」を立ち上げ。部門を越えた女性社員が企画し、「一女性として本当にほしいもの」というコンセプトで開発を進め本商品が完成したという。また、リコピンの美容機能に関する特設サイト「トマト女子大学」を開設。商品のみならずリコピンに関する情報を提供する。
美容家電やアンチエイジング市場が成長しており、サプリメント市場も安定している。しかし、ありふれた野菜かつ認知度の高い成分であるだけに、他社との競合も激しくなることが予測される。こうした中で「カゴメ」という看板、ブランドはどこまで通用し、業績を伸ばすことが出来るのか。今後の動向が注目されるところであろう。(編集担当:井畑学)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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