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【注目銘柄】カナモト株価、休息から再上昇へ、建機レンタル伸長続く
建設機械レンタル大手のカナモト<9678>(東1)に注目したい。公共投資増加を追い風として収益拡大が予想され、株価は上値追いの展開が期待されそうだ。[写真拡大]
建設機械レンタル大手のカナモト <9678> に注目したい。公共投資増加を追い風として収益拡大が予想され、株価は上値追いの展開が期待されそうだ。
今期(13年10月期)連結業績見通しは、売上高が前期比15.1%増の991億50百万円、営業利益が同10.7%増の71億20百万円、経常利益が同9.7%増の65億10百万円、純利益が同10.8%減の31億90百万円としている。純利益については負ののれん発生益一巡が影響するが、震災関連の復旧・復興・瓦礫処理・除染工事、北海道新幹線関連工事、首都圏の防災・減災関連工事などに加えて、関東以西への営業拠点新設、ユナイト(道路用建設機械レンタル・道路工事)の通期連結も寄与する模様だ。12年度大型補正予算と13年度予算での公共投資増加が追い風であり、老朽化インフラの点検・補修関連、厳冬に伴う豪雪関連なども寄与するだろう。会社予想は保守的な印象が強く、増額の可能性があるだろう。
株価の動きを見ると、短期調整を挟みながら水準を切り上げる展開が継続している。12月27日に07年6月の高値1358円を突破し、2月4日には1481円まで上値を伸ばす場面があった。その後は上げ一服の形だったが、足元では上値を試す態勢に入っているようだ。2月21日の終値1438円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS97円16銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1221円56銭で算出)は1.2倍近辺である。
日足チャートで見ると一旦は割り込んだ25日移動平均線を回復し、週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発した。過熱感を冷ますための短期調整が一巡した形だろう。今期業績見通しに増額修正の可能性があり、上値追いの展開が期待されそうだ。第1四半期(11~1月期)業績発表が接近して思惑が広がる可能性もあるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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