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サムスン電子、昨年売上高16兆円・営業利益2兆円で過去最高
サムスン電子が韓国企業で初めて年間売上高200兆ウォン(約16兆円)を超え、営業利益は29兆ウォン(約2兆4,000億円)を記録するという過去最高の業績を上げた。
しかし、「売上高200兆ウォン・営業利益30兆ウォン」という業績は、惜しくも次の機会に先送りとなった。
サムスン電子は25日、連結基準で昨年の第4四半期(10~12月)の売上高56兆600億ウォン(約4兆6,500億円)、営業利益8兆8400億ウォン(約7,330億円)を記録したことを発表した。前年同期と比べ、それぞれ18.5%、 89.4%増加したことになり、第3四半期・第4四半期連続で「売上高50兆ウォン、営業利益8兆ウォン達成」を成し遂げた。
また、四半期基準で過去最高の売上高52兆1800億ウォン、営業利益8兆600億ウォンを記録した第3四半期(7~9月)より、売上高が7.4%、営業利益は9.6%増え、業績記録をさらに更新した。
これにより、昨年の年間業績は前年比で売上高が21.9%増の201兆1000億ウォン(約16兆7,000億円)、営業利益は85.7%増の29兆500億ウォン(約2兆4,100億円)となり、過去最高売上高である165兆ウォン(2011年)と営業利益17兆3千億ウォン(2010年)の記録を塗り替えたことになる。
昨年の業績を事業部門別で見ると、IM(IT & Mobile Communications)部門では、スマートフォンとタブレット端末の販売拡大により、売上高108兆5000億ウォン、営業利益19兆4400億ウォンを達成した。
半導体部門では、差別化を図ったメモリー製品の割合を増やした収益性の確保や、システムLSIは、モバイルAPなどの先端製品の販売拡大により、売上高34兆8800億ウォン、営業利益4兆1700億ウォンを記録した。
ディスプレイパネル部門では、プロダクトミックス改善などの高付加価値製品の販売に力を入れた堅実な業績創出により、売上高33兆ウォン、営業利益3兆2200億ウォンを記録した。
CE(Consumer Electronics)部門では、差別化を図ったLEDテレビ戦略製品の販売を拡大し、米国、欧州などの先進市場における一般家電製品の売れ行きが向上したため、売上高48兆4500億ウォン、営業利益2兆3000億ウォンを記録した。
サムスン電子は今年、為替変動のリスクが大きいと見て、現在の為替基準計算で為替による負の影響を受ける金額が約3兆ウォンに達するとの見通しを示した。
また、今年の設備投資は世界景気とIT需要などを総合的に踏まえて弾力的に運営していく方針を示しながらも、昨年と大きな差はないとした。
昨年、サムスン電子は25兆ウォンの設備投資額を計画したが、実際の投資額はそれをやや下回ると見られる。(翻訳:中川)
※この記事は재경일보提供の記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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