ハブ:生産性の向上に繋げる取り組みを着実に推進したことで第3四半期も増収増益

2013年1月12日 07:30

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■既存店に対する投資も積極的に実施し、HUB業態2店舗、82業態3店舗を出店

  英国風パブを多店舗展開するハブ <3030> (JQS)は11日、今期13年2月期第3四半期業績を発表。

  売上高56億44百万円(前年同期比12.2%増)、営業利益5億15百万円(同7.8%増)、経常利益5億11百万円(同6.7%増)、純利益2億91百万円(同22.5%増)と増収増益。

  生産性向上を目的とした標準シフト(人員配置)の見直しを推進したことが奏功。震災を機に店舗での人員配置について徹底的に見直しをかけることで飛躍的に向上した人時売上高を、今後も継続していくことができる仕組みに変えるため、従来の作業項目を分単位・秒単位で精査・改善し、清掃業務については外部委託を導入するなど、生産性の向上に繋げる取り組みを着実に推進。

  また、震災直後、資金確保のため応急処置的に見送っていた投資については、前事業年度末に再開した新規出店に加え、HUB秋葉原店の増床、HUB日比谷店の全面改装など、既存店に対する投資も積極的に実施。さらに、英国PUBの楽しみ方のひとつとして育んできたサッカーをはじめとするスポーツイベントの内容刷新、ハロウィーンイベントにおけるSNSを利用した販売促進策の展開など、現状に満足することなく顧客満足度の向上に努めた。その結果、既存店売上高は対前年比8.0%増、客数は同6.7%増となった。

  出店策としては、HUB業態2店舗(船橋店、中之島フェスティバルプラザ店)、82業態3店舗(池袋東口店、横浜西口店、神谷町店)を出店し、第3四半期末現在における店舗数は直営店76店舗、のれんわけ店1店舗、計77店舗となっている。

  通期業績予想に対する進捗率は、売上高75.0%、営業利益81.7%、経常利益81.1%、純利益85.6%となっていることから利益面での上方修正が期待できる。

  株価は、昨年4月10日に年初来の最高値33万9,500円を付けた後、調整局面を経て最高値奪回局面に入っている。株価指標は、予想PER10.57倍、PBR1.76倍、配当利回り2.5%と割高感は無く、好業績を背景に40万円を意識した動きが予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】続落のキユーピー、連続最高純益・増配も経常益の伸び悩みを嫌気(2013/01/11)
【狙い場・買い場】東洋紡は値幅、出来高両面で相場付きが変わる、着実な前進相場へ(2013/01/11)
急騰銘柄を徹底予想する日刊株式投資情報新聞(メルマガ無料)好評!会員が急増中(2012/07/20)
プロの記者が急騰銘柄を徹底予想!日刊株式投資情報新聞(無料)メルマガ登録受付中!(2012/07/20)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事