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石油資源開発、福島県相馬港にLNG受入基地および接続パイプライン建設へ
相馬LNG受入基地ならびに接続パイプラインの位置図(画像:石油資源開発)[写真拡大]
石油資源開発は30日、福島県新地町(相馬港)におけるLNG受入基地の建設、ならびに同基地に受け入れたLNGの気化ガスを同社の新潟・仙台間パイプラインへ宮城県名取市で接続するためのパイプライン建設について、基本設計等事業化の検討を開始するとともに関係行政機関等と協議を進めていくと発表した。LNG受入基地については2018年の運転開始を目指す。
石油資源開発は長年に亘り、日本海側の新潟県、山形県、秋田県で産出する国産天然ガスおよび海外より受入れるLNGの気化ガスを、新潟・仙台間、白石・郡山間等の同社パイプラインを通じて、また、LNGを貨車、タンクローリーを使ったサテライト供給を通じて、それら各地域における発電用、都市ガス用、産業用等の需要家に供給してきた。また、環境・省エネルギーへの意識の高まりを背景に、福島県、宮城県、岩手県等の東北太平洋沿岸地域では今後も天然ガスに対する需要は益々拡大が見込まれると同社は考えているという。
今回石油資源開発はそうした需要増に対応すべく、中長期的に十分な天然ガス供給能力を確保するとともに、ガス安定供給機能を強化する目的で、太平洋岸に位置する福島県新地町地域においてLNG受入基地ならびに接続パイプラインを建設することを計画した。
なお、これに伴い、基本設計等事業化の検討を推進するため、石油資源開発は11月30日付で相馬プロジェクト推進本部を社内に設置した。
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