【株式市場】オバマ大統領「当確」となり「財政の崖」に焦点移り個別物色

2012年11月7日 16:30

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■東証1部銘柄は39%が高い

  7日後場の東京株式市場は、13時過ぎに米オバマ大統領の再選「当確」が伝えられたものの、日経平均は小動きを続け、円相場も模様ながめの様子。米国で減税の終了と歳出削減が始まる「財政の崖」を巡る政策対応に焦点が移った。

  物色は好業績株や材料株に移り、ディー・エヌ・エー <2432> の好決算高をみてグリー <3632> が出直りを強め、米国産牛肉の輸入制限緩和方針を材料に、吉野家ホールディングス <9861> や日本マクドナルドホールディングス <2702> (JQS)も堅調。電子ブック関連のパピレス <3641> (JQS)やイーブックイニシアティブジャパン <3658> (東マ)も高い。東証1部の値上がり銘柄数は661(約39%)。売買代金1位はソフトバンク <9984> となり続伸。

  日経平均は小幅続落。後場は、寄り後に一時8924円41銭(50円74銭安)まで下げたものの、程なく前日比変わらず近辺まで戻し、後は小動きのまま、終値は8972円89銭(2円26銭安)。

  東証1部の出来高概算は18億5627万株、売買代金は1兆1202億円。1部上場1685銘柄のうち、値上がり銘柄数は661(前引けは699)銘柄、値下がり銘柄数は834(前引けは732)銘柄。

  また、東証33業種別指数は17業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位の業種は、鉱業、電力・ガス、非鉄金属、鉄鋼、パルプ・紙、情報・通信、保険、ガラス・土石、石油・石炭、証券・商品先物、海運、など。

  一方、値下がり率上位の業種は、空運、食料品、その他金融、水産・農林、建設、金属製品、小売り、などだった。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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