楽天Edy、マルチ電子マネー決済端末の展開を開始　電子マネー事業者初

　楽天Edyは6日、小売店や飲食店などへ電子マネー「楽天Edy」および交通系・流通系電子マネーが使えるマルチ電子マネー決済端末の導入を開始したと発表した。なお、これは電子マネー事業者では初めての取り組みとなる。

　従来までは、クレジットカード会社を中心にマルチ決済端末の導入展開が図られてきた。このため、加盟店が電子マネー決済端末を導入する場合は、電子マネー事業者ごとに契約や資金の処理を行うことが必要だった。

　しかし今回、電子マネー事業者では初めて楽天Edyが契約を一元化し、マルチ決済端末を加盟店に導入する。これにより、一括して各種電子マネーサービスを導入でき、資金精算においても効率化を図ることができる。

　また、ユーザーにとっては、いつも利用する小売店や飲食店など小額決済が見込まれる様々な店舗で各種電子マネーを使えるようになり、精算時にスムーズな支払いを実現できる。今後は取り扱う電子マネーの種類を拡大していく予定。