三菱電機、成田空港に100台336面のデジタルサイネージを納入 国内最大規模

2012年6月26日 12:35

印刷

有機EL方式パノラマビジョン(写真:三菱電機)

有機EL方式パノラマビジョン(写真:三菱電機)[写真拡大]

  • 46型27面液晶マルチ大画面(写真:三菱電機)

 三菱電機は26日、成田国際空港に大画面の有機EL方式パノラマビジョンをはじめ、国内最大規模となる100台336面のデジタルサイネージシステムの納入を完了したと発表した。成田国際空港の旅客ターミナルビル内の各エリア設置場所に合わせて、空港ニュースや広告等の表示のほか、空間演出にも利用される。6月26日にオープニングセレモニーが行われ、全体運用が開始される。

 有機EL方式パノラマビジョンは、縦1.9m×横9.6m(385型相当)、160度凹型曲面構造スクリーン。96mm角の有機ELパネルを組み合わせることにより、目地のない滑らかな曲面を実現した。有機ELパネルを採用した湾曲型の大型映像装置としては世界初設置となる。

 また、46型27面液晶マルチ大画面(縦1.7m×横9.2m、370型相当)をはじめ、16面・12面・8面・4面のマルチ大画面を各エリアに設置。ユニバーサルデザイン対応の42型タッチパネル液晶ディスプレイや55型縦型液晶ディスプレイなども設置した。

 さらに、映像コンテンツ配信システム「MEDIAWAY」により、フルHD映像の全100台336面への一括配信・個別制御が可能となっている。災害時には、配信番組の緊急情報への迅速な切り替えも可能。

関連記事