【チャート・ワンポイント】高値頑強の第一カッタ、大幅増益で低PER、4ケタも見込める

2012年4月11日 18:34

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■チャート・ワンポイント(日足)

  第一カッター興業 <1716> (JQS)は、高値圏で頑強にモミ合っている。高値は3月8日の795円。その後は730~790円でモミ合い、11日(水)も2円高の789円と堅調。

  復興関連の好業績として注目されている。超高圧ウオータージェットは薬品を使用しないため環境にやさしく安全な洗浄作業が可能で工場などの生産設備、マンション、オフィスビルの洗浄に威力を発揮する。ブロック解体、壁、床などの切断・撤去なども手がける。建築物・構造物は延命・補修の時代にあり、同社の技術は重要な役割を担っている。

  今5月期の第2四半期(7~12月)では、「切断・穿孔工事事業」が前年同期比5.0%増収。耐震補強関連工事、高速道路補修関連工事、民間設備投資関連工事、橋脚補修関連工事及び電鉄補修関連工事が増加。震災復興関連需要も増加。「ビルメンテナンス事業」は、同比53.3%増収。新規顧客開拓の効果による。

  今5月期は、前期比4.4%増週、営業利益95.0%増益、1株利益94.4円の見通し。配当は年10円継続の予定。

  利回りは1.26%とまずまずながら、PERは8.3倍と割安。チャートでは800円に乗せると1000円どころまでフシがないので、2007年10月以来久々の4ケタも見込めそうだ。高値更新前のモミ合いは狙い場とみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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