ヤマハ発動機、ベトナム向け現地製コミューター「NOUVO SX」を発売

2012年3月12日 19:36

印刷

「NOUVO SX」RCエディション(2012年ベトナム向けモデル)(画像:ヤマハ発動機)

「NOUVO SX」RCエディション(2012年ベトナム向けモデル)(画像:ヤマハ発動機)[写真拡大]

 ヤマハ発動機は12日、同社独自のフューエルインジェクション「YMJET-FI」を備える水冷125ccエンジンを搭載した、AT(オートマチック)コミューター「NOUVO SX」を、3月下旬よりベトナムのグループ会社YMVN(Yamaha Motor Vietnam Co., Ltd.)にて製造・販売すると発表した。

 「NOUVO SX」は、昨年秋より導入の女性向けATコミューター「Nozza(ノザ)」と同様、同社の中期成長戦略「アセアン二輪車における商品力・収益力向上」の取り組みの一翼を担う製品となる。

 ベトナム二輪車市場は約350万台規模の年間需要(2011年/ヤマハ調べ)で、AT車が約110万台を占め、順調な経済成長のもと都市部を中心に伸長が見込まれている。このAT車市場拡大の先駆けとなったのが2002年導入の「NOUVO」で、今日のリーディングモデルとして高い支持を受けている。

 最新となる「NOUVO SX」は、ワンクラス上の高い走行性を感じさせる新設計エンジン、独自の燃料供給システム「YMJET-FI」採用などにより低燃費と高い環境性能・走行性を備えている。また、アセアンATモデル初のプロジェクターヘッドライト、LED照明メーター&LEDテールランプ、転がり抵抗20%低減の専用開発タイヤを採用するなど、ATフラッグシップモデルに相応しいプレミアム感の高い製品となっている。

 なお、カラーリングは標準仕様と、スポーティなイメージを演出するRCエディションを設定。標準仕様4色、RCエディション3色と、計7色の展開となる。

関連記事