中国で食糧法制定の動き、「遺伝子組み換え作物の実験台」を防ぐため?

2012年3月5日 08:00

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記事提供元:スラド

あるAnonymous Coward 曰く、 中国の最高権力機関である国務院は、穀類の管理体制を強化するための「食糧法」制定に動き出した。その中には遺伝子組み換え作物の種子の研究、野外実地試験、生産、販売、輸出入を制限する内容が含まれている点がアメリカの一部で話題になっている(本家/.日経記事)。

 米国の遺伝子組み換え作物の最大手であるモンサント社は過去にカナダで遺伝子組み換え小麦の商業化を試みていたが、強引な手法を取ったことから実質的に失敗。そのためモンサント社は、中国が遺伝子組み換え作物を受け入れて商業化のための「実験台」とすることを画策していたという。しかし、その目的は中国の食糧法が制定されれば困難になりそうだ。

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