【チャート・ワンコメント】住友重機に短期資金、モミ合いの上値水準５００円へ、今期増配

■チャート・ワンコメント（日足）

　　住友重機械工業 <6302> は、４円高の４５３円まであって、前場引けは６円安の４４３円。日足チャートは、昨年秋頃からほぼ４００～５００円の往来相場。直近では２月７日の４０８円から戻している。

　　業績堅調で増配予定ということもある。今３月期は前期比１４．０％増収、営業利益０．４％増益、１株利益３２．５円の見通し。配当は年１０円（前期年８円）の予定。アジアでの建設機械需要増加が注目されている。「中国工場で２０１２年度５０００台へ倍増、９月稼動入りするインドネシア工場も早い時期に年２０００台が見込める」（中堅証券）という。

　　利回りは２．２％、ＰＥＲは１３．６倍。やや、割安といえる水準だろう。信用買残が急増、短期狙いの資金が入っているものとみられる。ただ、同社の発行済株数は６億１４５２万株の大型で、今のマーケットには、まだ大型株を大きく買い上げるだけの力はなく、５００円どころのフシを突破するのは難しいだろう。モミ合いの上値水準の５００円までがメドだろう。（情報提供：日本インタビュ新聞社＝Ｍｅｄｉａ－ＩＲ）

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