エムティーアイとヤフー、スマホ向けソリューション事業で連携を開始

2012年2月23日 17:20

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 株式会社エムティーアイは23日、ヤフー(以下、Yahoo! JAPAN)と本日より、スマートフォン向けソリューション事業において連携を開始したと発表した。同連携により、エムティーアイはスマートフォン向けソリューションサービスの充実を、Yahoo! JAPANはオープン化戦略のスマートフォン分野での拡大・推進を図る。

 具体的には、エムティーアイが提供するモバイルサイトのスマートフォン最適化ソリューション「モバイルコンバート for スマートフォン」(以下、MCSP)と、Yahoo! JAPANが提供するWeb APIの中から「Yahoo!オープンローカルプラットフォーム」(以下、YOLP)を連携させる。MCSPがサポートするクライアントのスマートフォンサイトに、地域関連情報を簡単に追加できるようにYOLPのAPIを機能拡張させ、位置情報と親和性の高いデバイスであるスマートフォンでの利便性向上を目指す。

 また、エムティーアイが提供するスマートフォン向け会員認証・決済プラットフォーム「mopita」において、「Yahoo! JAPAN ID」と「Yahoo!ウォレット」の連携を行う。この連携によって既に「Yahoo!ウォレット」に登録済みの約2,500万人の顧客はスムーズな認証・決済ができる。また同連携により顧客の決済サービスの選択肢を広げ、「mopita」の利用促進を目指す。

 さらに、エムティーアイはMCSPにおいてYahoo! JAPANとの様々な業務提携を進めるにあたり、Yahoo! JAPANのグループ企業でデータセンター事業を展開している株式会社IDCフロンティアのクラウドサービスを利用する。安定したインフラ環境の元で様々なクライアントのニーズを満たす幅広いソリューションの提供を目指す。

 今後も両社では、MCSPの機能拡張を目指しYahoo! JAPAN Web APIと広く連携させるとともに、スマートフォン向けソリューション事業において広告などのさらなるプラットフォームでの連携をすすめるなど総合的な取り組みを検討し、互いの強みを生かしながらサービスの向上を目指し協業していく方針。

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