小学5、6年「悩みや不安ない」3割未満

2011年12月26日 11:00

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記事提供元:エコノミックニュース

 厚生労働省の平成21年度全国家庭児童調査の結果、79.6%の児童が現在、何らかの不安や悩みを抱えていることが分かった。5年前の調査時に比べ12.2ポイント増加していた。

 小学生(5年生、6年生)でも不安や悩みがないと答えた児童は28.4%にとどまり、ストレス社会が小学生にまで広がっていることを浮き彫りにした。

 この調査は21年12月1日現在で18歳未満の児童にいる世帯とその世帯にいる小学5年生から18歳までを対象に無作為抽出で実施。保護者から1369世帯、小学5年生から18歳までの児童1098人から有効回答を得た

 その結果、79.6%が不安や悩みがあると回答し、その内容の主なものは自分の勉強や進路についてで高校生では不安や悩みがあると回答した生徒の75.5%、中学生で68.4%、小学生で38.7%にのぼった。

 また、自分の顔や体形といった外見について不安や悩みがあるとする回答が高校生で37.2%、中学生で33.8%、小学生で23.6%と比較的高い数値になっていた。

 家庭問題で悩んでいる児童も高校生では16.4%、中学生で9.2%、小学生で7.5%あり、こうした悩みや不安に対しては社会的なサポート体制の充実が求められている。(編集担当:福角忠夫)

※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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