JPモルガン、債券トレーディング業務にFPGAベースのスパコン導入

2011年12月21日 13:30

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記事提供元:スラド

danceman 曰く、 JPモルガンでは、債券トレーディングオペレーションの時間短縮にスーパーコンピューターが一役買っている。今年初めの話だが、これまで8時間かかっていたリスク算出が、スパコンを使うことで238秒にまで短縮されたことが発表されたそうだ(本家/.COMPUTERWORLD UK記事)。

 この債券トレーディングオペレーションに導入された「データフロースーパーコンピューター」の開発を行ったのはMaxeler Technologies社。x86などの既存CPUではなく、特定のタスクを処理するために専用に設計されたFPGAベースのチップが採用されており、128テラフロップもの処理能力を持つとのこと。これはx86 CPUのコア12,000個分以上の性能だという。

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