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バンダイ、電通の世界展開アニメーション事業「モンスーノ」の日本パートナーに
「モンスーノ」(画像:電通)[写真拡大]
電通は21日、北米大手玩具会社のジャックス・パシフィック社(JAKKS Pacific、本社:米国カリフォルニア州)と共同でグローバルに展開する玩具キャラクターを活用したエンタテインメント事業である「モンスーノ」の、日本におけるパートナーとして、バンダイに参画してもらうことで合意し、バンダイと日本における商品化権契約を締結したと発表した。
同事業は、電通とジャックス社が共同で製作する「モンスーノ」という小学生男児向けのアニメーション番組を事業の核としながら、玩具をはじめとする関連商品を全世界に展開するライセンスビジネス。アニメーションは現在52話を制作中で、巨大メディアグループ・バイアコム(Viacom、本社:ニューヨーク州)傘下の世界規模の児童向け放送チャンネルである「ニコロデオン」(nickelodeon)の2012年~13年看板番組として、北米をはじめ、欧州、アジアでの放映が決定している。
北米では2012年初春から放送開始予定で、同時にアニメーションと連動した玩具をジャックス社が販売する。また、欧州ではジョッキ・プレツィオージ社(GIOCHI PREZIOSI、本社:イタリア・ミラノ市)、豪州ではハンター・プロダクツ社(Hunter Products、本社:オーストラリア・ビクトリア州)という大手玩具会社が、それぞれ各市場におけるパートナーとして同事業に参画することが決定している。そして、世界第2位の玩具市場である日本においては、バンダイが同事業に参画する。
今後、バンダイは2012年内の玩具発売を予定。一方電通は、メディアとの強固なリレーションを活かしながらアニメーションのテレビ放映などの各種プロモーション事業を担当し、ともに2012年のクリスマス商戦をターゲットに事業を展開していく予定。
なお、「モンスーノ」は、電通の100%子会社である電通エンタテインメントUSA(本社:米国カリフォルニア州)およびジャックス社の2社で設立したジョイントベンチャーであるパシフィックアニメーションパートナーズ社(Pacific Animation Partners LLC、本社:米国カリフォルニア州)が製作する男児向けアクション・アドベンチャー・ストーリー。2社に加え、英国に拠点を置く世界規模のテレビ番組製作/配給会社であるフリーマントル・メディア・エンタプライズ社(FremantleMedia Enterprises、本社:英国ロンドン)、米国の大手トレーディング・カードゲーム会社であるトップス社(The Topps Company, Inc、本社:米国ニューヨーク州)が出資者として参加している。電通はアニメーションへの出資に加え、日本を含むアジア地域のマスターエージェント(総代理店)として、同地域でのビジネス構築(放送パートナーおよび玩具パートナーの選定など)を担当している。
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