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【株価診断】花王が急落、増額なかったことで「売方」が一気に攻勢、一段安も
花王 <4452> の26日(水)株価は96円安の2030円と急落、安値は124円安の2002円まであった。
9月27日から、急落前の前日(25日)まで、ほぼ1ヶ月間2100~2190円のモミ合っていた水準を下放れた。30日線も大きく割り込み、チャートは「押し目買い」から「戻り売り」に変わった。
25日(火)15時に第2四半期(4~9月)決算を発表。前年同期比2.3%増収、営業利益0.6%減益。順調だった。今3月期通期も従来予想通りで、前期比4.1%増収、営業利益3.3%増益、1株利益109.2円の見通し。配当は年58円の予定。
にもかかわらず、大きく下げたのは、「根っこに夏場から続いている不買デモがあるからだろう。とくに、去る、21日(金)のデモは規模としては大きかった。売方(空売り)は、増額となっては負けるので、通期の増額がなかったのを見たうえで攻勢をかけたようだ」(中堅証券)。
2000円を割れば、今年9月7日以来となるところだった。今日の安値で配当利回りは2.8%、PERは18.3倍。PERは市場平均12.9倍を上回っている。3月安値1830円まで下げることはないとしても2000円大台をキープすることは難しそうだ。一段安の可能性は残っている。不買デモを抱えていることと、上値でシコリができたことから戻れば売方は空売り攻勢をかけてくるものとみられる。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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