9月の薄型テレビ出荷台数、前年同月比47.9%減 2ヶ月連続で減少

2011年10月24日 19:15

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 電子情報技術産業協会(JEITA)が24日に発表した9月の民生用電子機器国内出荷実績によると、9月の薄型テレビの国内出荷台数は前年同月比47.9%減の113万8,000台で、8月に続き2ヶ月連続のマイナスとなった。7月24日の地上デジタル放送への完全移行以後、薄型テレビの出荷台数は伸び悩んでおり、今後の薄型テレビ市場の行方が懸念される結果となった。

 サイズ別では、29型以下が前年同月比40.4%減、30~36型が同41.4%減、37型以上は同63.3%減で、大型になるほど出荷台数は減少していることがわかった。また、インターネット動画対応も、同55.5%減で2ヶ月連続の前年割れとなっている。

 また、民生用電子機器の9月の国内出荷金額は前年同月比42%減の1,923億円で、2ヶ月連続のマイナス。薄型テレビを含む「映像機器」の出荷台数減が足を引っ張る形となっている。

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