マツダ、「RX-8」最後の特別仕様車を11月に発売 来夏に生産終了

2011年10月7日 12:39

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『マツダRX-8 SPIRIT R(6MT車)』(画像提供:マツダ)

『マツダRX-8 SPIRIT R(6MT車)』(画像提供:マツダ)[写真拡大]

 マツダは7日、ロータリーエンジンを搭載した4ドア・4シーターのスポーツカー『マツダ RX-8』に特別仕様車「SPIRIT R(スピリットアール)」を設定し、全国のマツダ系、マツダアンフィニ系販売店を通じて、11月24日に発売すると発表した。『RX-8』の生産は2012年6月で終了するため、「SPIRIT R」は最後の特別仕様車となる。販売計画台数は1,000台の予定。価格は、変速機が6MTの場合で325万円(税込)、6EC-AT(アクティブマチック)の場合で312万円(税込)。

 「RX-8 SPIRIT R」は、「RX-8 Type RS」(6MT車)および「RX-8 Type E」(6EC-AT車)をベースとして、専用シートや専用塗装アルミホイールなどを設定し、「マツダ RX-7」の最後の限定車にも採用された「SPIRIT R」の名称に相応しいデザインを演出している。

 さらに、ベース車ではメーカーオプションであったSRSエアバッグシステム(カーテン&フロントサイド)を標準装備としている。なお、「RX-8 SPIRIT R」発売後のラインアップは、同車と「Type G」(6EC-AT車)のみとなる。

 マツダの山内孝代表取締役会長 社長兼CEOは、「ロータリーエンジンを搭載した『マツダ 787B』がルマン24時間レースで優勝して20周年となる今年、ルマン・サルトサーキットや国内各地で『787B』のデモンストレーション走行や車両展示を実施した。優勝した当時を知る方からそのお子さままで、多くの方々が『787B』のロータリーサウンドに耳を傾け、雄姿に見入ってくださった。ロータリーエンジンが多くの方々に愛されている事を強く実感している。『RX-8』の生産は終了するが、ロータリーエンジンがマツダの魂のひとつであることに変わりはない。マツダは今後もロータリーエンジンの研究・開発を継続していく」とコメントしている。

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