【話題株】スマートフォン向け位置情報技術でISID値上がり率1位

2011年10月4日 17:33

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

■電源のないビル内や地下空間でも高精度で測位と

  ISID(電通国際情報サービス) <4812> は4日の後場、急伸相場となり、大引け間際に684円(61円高)まで上昇し、2月につけた年初来の高値655円を更新。スマートフォンなどの携帯ユーザーに位置情報サービスを提供する新システムを発表し、材料視され、終値も680円(57円高)の9.2%高で、東証1部の値上がり率1位となった。

  材料視されたスマートフォン向けの位置情報サービスは、立命館大学、ローム <6963> (大1)とISIDの3者が開発したもの。発表によると、スマートフォンなどの携帯端末を保有するユーザーに対し、現在のGPSの利用が困難な建物内や地下でも、十分な精度を得るために必要な発信機を設置する際に、電源施設などのコスト増をともなわずに、他の位置測位技術で不得意とされている1メートル以内の測位や、電源のない場所での駆動を解決する技術として、ビル、ショッピングセンターなどの屋内や地下街における測位インフラとして活用を試みていくとした。

  この新技術は、2011年10月4日開催のアジア最大級の最先端IT・エレクトロニクス総合展「CEATEC JAPAN 2011」で、ロームの展示ブースでデモンストレーションを行なうとした。たとえば、新商品の実演販売などを行なう場合、その時間帯、その近所にいる人々に集中的に案内を届けるなどの利用ができるようになるようだ。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【株価診断】年初来高値目前でモミ合うOLC、上期入園者減少は織り込み済み(2011/10/04)
【銘柄フラッシュ】ISIDや日本精線が尻上がり急伸となりハザマも高い(2011/10/04)
【特集】(6)世界最大のSNS!『フェイスブック』は企業が積極的に活用(2011/02/18)
【クラウドコンピューティング特集(1)】クラウド普及本格化!各分野に拡大(2011/06/21)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事