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【銘柄診断】ベクターはオンラインゲーム事業を柱に「第三の創業」へ舵を切る
ベクター <2656> は年初来安値圏での低調な動きが続いている。昨年12月21日の15万9500円高値から中勢調整波動にあるが、こにきてやや下げが鮮明になってきている。
7月22日には一気に9万8000円まで戻す場面があったが、これは今2012年3月期の業績が営業利益4億5000万円と前期比8.2%増と好調な見通しが明らかになったため。ただ、買い人気が続かず人気が短命に終わったことで、その後は処分売りが先行。上げた分だけ下げに弾みが付き8月9日には5万4400円の年初来安値にまで水準を切り下げた。
創業時はCD‐ROM付き書籍の出版事業でスタートし、1995年にパソコンソフトのオンライン流通事業に、2006年にオンラインゲーム事業に進出してきた。現在を「第三の創業」と位置づけ、中長期的観点からオンラインゲーム事業を経営の新たな柱として育てていく方針だ。従来主力のソフトウェア販売事業が頭打ちとなっていることで全体としての業績の伸びは今一つだが、移行に拍車がかかるにつれ業績の上伸ピッチも速まりそう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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