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ブラジルのSNS利用、orkutからFacebook、Twitterに移行
2011年8月のブラジルでのSNSサイトの利用者数と利用率を示すグラフ(出典:イーマーケッター「Facebook and Twitter Gain Share in Brazil as Country Moves Beyond orkut」)[写真拡大]
米調査会社イーマーケッター(eMarketer)が19日発表したブラジルでのSNS利用動向の調査によると、ブラジルで2004年から利用率が高かったグーグルのオーカット(orkut)に換わって、フェイスブック(Facebook)やツイッター(Twitter)の利用が増えているという。
F/Nazca Saatchi & Saatchiが4月に実施した調査によると、ブラジルのインターネット利用者の21%が4月にフェイスブックにアクセスした。2010年11月の調査時には14%だったことから5カ月で利用率が7%ポイント上昇したことになる。
同様にツイッターの4月の利用率は17%だった。ツイッターは10年11月の調査時には調査対象にすら入っていなかったという。一方で、グーグルのオーカットは10年11月の80%から4月には78%に低下した。
また、IBOPE Nielsen Onlineの最新データによると、ブラジルでのリーチ率でフェイスブックがオーカットを上回った。8月のフェイスブックのユーザー数は3,090万人で、ブラジルのリーチ率は68.2%だった。オーカットのユーザー数は2,900万人でリーチ率が64%、ツイッターは1,420万人で、リーチ率が31.3%だった。
さらに、頻繁に利用するSNSという側面ではツイッターが首位に立っている。11年初めにe.lifeが実施した調査によると、頻繁に利用するSNSとして最も回答率が高かったのはツイッターで74%、2位がフェイスブックで63%、3位はMSNで48.4%、オーカットは5位で34.1%だった。
イーマーケッターは、今後もこの傾向が続き、フェイスブックのユーザー数は拡大していくとの見通しを示している。一方で、ツイッターはブラジル人向けの言語サービスを改善させ、グーグルのオーカットの利用者はグーグルの新SNS「Google+」を意識しており、いずれも利用者の動向が注目されるとしている。
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