雪印、バターとチーズを3~10円値上げ 生乳不足で

2011年8月15日 20:55

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雪印メグミルクは15日、家庭用のバターとチーズ製品の一部を10月1日出荷分から値上げすると発表した。写真は値上げ対象の「雪印 北海道バター」(同社ウェブサイトより)

雪印メグミルクは15日、家庭用のバターとチーズ製品の一部を10月1日出荷分から値上げすると発表した。写真は値上げ対象の「雪印 北海道バター」(同社ウェブサイトより)[写真拡大]

 雪印メグミルクが15日、家庭用のバターとチーズ製品の一部を10月1日出荷分から値上げすると発表した。猛暑や東日本大震災の影響で生乳が不足していることが背景にある。バター類は3円~5円(1.2%~1.4%)、チーズ類は5円~10円(5.0%~5.3%)の値上げになる。

 対象商品はバター類が3品目、チーズ類が6品目の計9品目。バター類では「雪印 北海道バター」(200g)が現行の365円から370円に、チーズ類では、「雪印北海道100 さけるチーズ(プレーン)」(60g)が現行の190円から200円になるなどする。

 同社によると、生乳不足を受け、6月に北海道の生乳生産者団体と乳業各社の交渉で生乳価格の値上げが決定した。「コスト増を自助努力で吸収すべく努めてきたが、一部商品については価格改定の実施を決めた」(同社)という。

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