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【話題株】ハードオフに大震災後「節約」「モノを大切に」などの追い風
■営業利益73%増加し株価は急反応
リサイクル・リユースショップを多角展開するハードオフコーポレーション <2674> が26日の14時に第1四半期決算(4~6月)を発表。株価は急反応をみせ、発表前の423円(8円高)前後から441円(26円高)と急伸し、終値も436円(21円高)となった。営業利益が前年同期比73.4%増加するなどの大幅増益を好感。大震災のあと、節約意識や環境意識が高まったことを要因に挙げたことが注目されていた。
■消費者の生活防衛意識が寄与
第1四半期は、売上高が前年同期比8.5%増の27.7億円、営業利益は同73.4%増の3.8億円になり、純利益は同2.8倍の2.4億円となった。決算短信では、東日本大震災の影響を受け(中略)、環境問題意識の高まりという大きな流れに加えて、消費者の生活防衛意識・節約志向が一層高まったことにより、市場は順調に拡大したとした。
大震災によって、ここ「絆」(きずな)再確認の意識が強まったことなどがいわれる中、モノを大切にすることが基盤の同社事業にとって、意外なフォローの風が到来した様子。投資家の側も、いわゆる株のプロほど、収入基板の不安定さから、日頃は節約志向が少なくないとあって、投資対象としてピンと来るものがあったようだ。
今3月期の業績予想は増額修正せず、期初のまま、売上高は前期比7.6%増の110億円、営業利益は同34.4%増の11.7億円、純利益は同2.3倍の6.0億円。予想1株利益は44円49銭。株価は予想1株利益の10倍台になり、東証1部全銘柄の平均PER15.37倍との比較では引き続き割安。増額含みになってきたとの予想もあり、反落してもジリ高基調を続けるとの期待が出ている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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