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日本製紙、自家発電で9万5千キロワットを東電と東北電に供給
日本製紙グループ本社は23日、東京電力と東北電力からの電力供給要請を受け、主要グループ会社である日本製紙および日本大昭和板紙の主力工場で自家発電した、最大約9万5000キロワットの電力を、両社へ送電すると発表した。
自家発電設備のフル稼働後の余剰電力に加え、休止している発電設備を再稼動させ、供給電力を確保する。工場単位で両社それぞれと電力供給に関する契約を結び、6月下旬から順次送電を開始する予定。
東電へ電力を供給するのは、日本大昭和板紙草加工場(埼玉県草加市)と日本大昭和板紙吉永工場(静岡県富士市)の2工場。昼間に最大約4万2000キロワット、夜間に最大約5000キロワットの電力を供給する。
一方、東北電へ電力を供給するのは、日本製紙岩沼工場(宮城県岩沼市)、日本製紙勿来工場(福島県いわき市)、日本大昭和板紙秋田工場(秋田県秋田市)の3工場。昼間に最大約5万3000キロワット、夜間に最大約5万キロワットの電力を供給する。
なお、現在発電設備の復旧作業を進めている日本製紙石巻工場(宮城県石巻市)も、復旧後に東北電力に対して電力を供給する予定。
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