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【株式市況を検証】日経平均株価、TOPIXともに2週ぶりの下落、3カ月ぶりの安値圏
【株式市場フラッシュ:6月13日~17日の週】
■世界的にリスク回避の動きが優勢
6月13日~17日の週の日本の株式市場では、日経平均株価(225種)、TOPIXともに、週間ベースで2週ぶりに下落に転じ、約3カ月ぶりの安値圏水準となった。
米国の景気先行きに対する不透明感と株式市場の調整懸念、ギリシャに対する金融支援問題の不透明感やデフォルト(債務不履行)懸念、中国の景気減速と利上げ懸念、商品先物市場の下落に対する警戒感などで、世界的にリスク回避の動きが優勢となった。
手掛かり材料難が続く中で、週半ばの15日には日経平均株価が9600円台直前まで上昇する場面もあったが、積極的な買いは続かなかった。主要銘柄の12年3月期業績見通しは、市場予想を下回る内容が多く、反応もややネガティブ方向だった。そして週後半にはギリシャ債務問題で混乱が広がり、外国為替市場のユーロ・円相場がユーロ安・円高方向に振れたことも、投資マインド悪化につながった。結局、日経平均株価、TOPIXともに、1週間の安値圏で取引を終了した。
週末17日の終値ベースで見ると、日経平均株価は9351円40銭で3月18日の9206円75銭以来の安値水準、TOPIXは805.34で3月15日の766.73以来の安値水準となった。日経平均株価9300円近辺の水準では、PBR1倍割れの割安感や底堅さも意識されたが、結果的にはボックスレンジをやや切り下げる形となった。
日経平均株価の終値ベースでの前日比騰落状況を見ると、週初の13日は前日(10日)比66円23銭(0.69%)安と5営業日ぶりに反落、14日は前日比99円58銭(1.06%)高と反発、15日は前日比26円53銭(0.28%)高と小幅に続伸、16日は前日比163円04銭(1.70%)安と3営業日ぶりに大幅反落、17日は前日比59円88銭(0.63%)安と続落した。日中の値幅は13日が75円25銭、14日が127円24銭、15日が78円97銭、16日が86円31銭、17日が128円82銭だった。
日経平均株価の週末17日の終値は9351円40銭で、前週末(10日)の終値に比べて163円04銭(1.71%)下落した。週間ベースで2週ぶりの下落だった。取引時間中ベースの週間高値は15日の9599円90銭、週間安値は17日の9318円62銭、1週間の取引時間中の値幅は281円28銭だった。
TOPIXの週間騰落状況を見ると、週末17日の終値は805.34で、前週末(10日)の終値に比べて12.04ポイント(1.47%)下落した。週間ベースで2週ぶりの下落だった。取引時間中ベースの週間高値は15日の827.35、週間安値は17日の801.78だった。週末17日時点の終値ベースのNT倍率は11.61倍となり、前週末10日時点の11.64倍に対して0.03ポイント低下した。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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