技研製作所は減額修正だが復興技術と今後の業績に自信のぞかせる

2011年4月11日 19:36

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■株価は1株純資産から割安

  地盤関係の特殊工事を手がける技研製作所 <6289> が11日の夕方発表した第2四半期決算(10年9月~11年2月)は、売上高が前年同期比13.0%減の51.6億円、営業利益は同20.1億円の6.2億円となった。建設機械事業では独自の「クラッシュパイラー」などの受注が堅調だったものの、出荷の延期があり、また、国内の大型工事の着工遅れなどが影響した。第2四半期末の1株純資産は697円30銭。

  これを受けて、8月通期の業績予想を減額修正し、売上高は従来見込みの116億円を106億円(前期実績は約118億円)に、営業利益は15.2億円を10.7億円(同14億円)に、純利益は9.2億円を6.5億円(同9億円)に、各々減額した。

  ただこの減額について、同社は、緊急災害対策のレスキュー工法、災害予防のガード工法など、「圧入」儀技術が地震対策や津波対策に資する余地が多く、震災復興が本格スタートする前段階の数字と位置づけており、来期以降の業績回復に妙な自信をうかがわせる発表となった。

  11日の株価は437円(前日比変わらず)で売買が成立したのみ。3月25日に年初来の高値469円をつけたあと、調整相場となっているが、430円前後で値固めとなっている。1株純資産からみて割安感が顕著なため、下値での買いは厚くなる可能性が言われている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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