【注目株】果樹・園芸農薬のアグロカネショウが大幅増額、海外でも期待

2011年2月7日 19:08

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■新薬寄与し営業利益48%上乗せ

  果樹・園芸作物系の農薬大手アグロ カネショウ <4955> は7日の大引け後、2010年12月決算の予想を増額修正し、営業利益は従来予想を約48%増額し、9.3億円から13.75億円(前期比では27.4%増)とした。新製品の寄与などにより収益構造が大幅に改善したとした。12月決算はここ2年、2月13~15日に発表。前12月期の配当も増額した。

■PERわずか3倍台に割安さ強まる

  増額修正は、売上高を134.4億円から129.3億円(前期比3.0%増)に、純利益は5.8億円から8.7億円(同47.4%増)に増額。新たな1株利益は従来比約59%増加する142円79銭とした。新製品の線虫防除剤が寄与した模様。主力製剤の防ダニ剤の海外での承認・販売拡大にも期待がある。

  リンゴ・桃などのほか高級果樹の栽培ノウハウが高く、昨年の11月から12月には青森新幹線の開業を材料に特産品開発の連想が広がったとされて4割近く値上りする局面があった。

  7日の株価は横ばい圏で小じっかりとなり、終値は498円(13円高)。昨年12月に520円の昨年来高値をつけたあと500円をはさむ横ばい相場となり、底堅い展開が続いている。この増額修正により、予想1株利益からの株価は3倍台となり、PERの割安さが拡大。また、PBRは0.6倍台で、1株純資産からみた割安さも見直される可能性が出てきた。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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