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与謝野大臣が「1ヶ月先の運命もわからない者に見通しは述べられない」と発言

1日から衆院予算委員会では総括質問が始まり、野党は一斉に社会保障制度や税の一体改革についての議論を仕掛けているが、政府与党側は、6月に成案を得るので、それをもとに協議したい、協力して欲しい、の一点張りである。[写真拡大]
【「霞ヶ関発・兜町着」直行便】
1日から衆院予算委員会では総括質問が始まり、野党は一斉に社会保障制度や税の一体改革についての議論を仕掛けているが、政府与党側は、6月に成案を得るので、それをもとに協議したい、協力して欲しい、の一点張りである。野党は激しく攻め立てているが、菅首相始め関係閣僚はのらりくらりと逃げ回っている風である。それもそうである。この問題を与謝野馨経済財政担当相に丸投げし、与謝野氏主導でプランを練るというのだから、内閣も与党もそれを待つしかない、という態である。
さて、「平成の議席ドロボウ」「ヨソノ大臣」と揶揄されながらも、淡々と大臣席に座っているその与謝野氏だが、1月28日、就任後初めて定例記者会見に臨み、その発言録が昨日、内閣府によって発表された。新聞には殆んど書かれなかったが、大変面白い内容なので、全文を紹介する。「枯れた」というか、「惚けた」、聞きようによっては「開き直った」発言に、内閣府の官僚の中には、既に「政権末期」とつぶやく者もいる。
(問)国際的に原油や穀物の価格が上がっており、3月からは電気料金の値上げも決まった。まだ消費者物価に大きな影響は出ていないが、今後の景気への影響、政府の対応は。
(答)いわゆる石油を含めたコモディティーの価格というのは、各国中央銀行の量的緩和の結果、その一部のものがやはり商品市場に流れ込んでいるというふうに想像されて、原油価格なんかは実力以上の価格水準を示していると思っております。日本の電力料金は、基本的にはコスト・プラス・フェアリターンという形で設定されておりますけれども、現在はその中に燃料条項というのがあって、燃料が上がった場合には電気料金を上げると、燃料が下がった場合は電気料金を下げるということで、為替の高い低いというのは、電気料金にはね返った場合には、それは上がる場合も下がる場合も料金として調整されるということですから、国民生活としてはフェアな仕組みができていると思います。ただし、世界的に仮にいろいろな資源が高騰していくと、しかもそれが投機的動きによって加速されているということであれば、そういう状況というのは私は好ましくないと思っております。
(問)社会保障と税の一体改革が6月をめどにまとめられるというが、関連の法案をいつ審議するのか。税であれば12月の税制大綱がまとまってから来年の通常国会になるのか、早ければ臨時国会から法案の審議に入るのか。
(答)最近の私個人の経験では、一月先の運命もわからないということですから、秋のこととか暮れのことを御質問いただいても、お答えする能力がないということです。
(問)自民党は特例公債法に反対する姿勢を示しているが、予算や関連法案が通らなかったら、国民生活や経済にどういう影響があると与えるか。
(答)本当に通らない、永久に通らないということになれば国民生活には甚大な影響が出てくるし、予算も執行できない、福祉関係の予算も執行できないという、そういう誰しもが望まない影響が出てくるということで、自由民主党は大変責任感のある理性的な政党であり、また過去みずからも金額の多寡は別にして特例公債法を長く衆議院でお願いしたわけですから、やはり与野党よく話し合えば、全体の話としてはいい方向に進むだろうと思っておりますし、与党の立場というのは野党によく説明してよくお願いをするという、その努力をやっぱり与党は絶対に欠かしてはいけないと思っております。
(問)自民党時代から財政政策を行われた大臣が、この政権で一体改革で一つの方向を出し、それがうまくいった先は大連立なのか。
(答)ほとんど私の予測というのは昔から当たらないので、おそらく私に質問するということは非常に無駄なことをしているというか、ほとんど私の発言は参考になりませんので、特にそういう方面は、私は特に弱いので、お答えのしようがないということです。
(問)税と社会保障の一体改革の有識者会議のメンバーは。
(答)これは親会議から一任をされていますので、総理のもと、官房長官のもとで私らも入って検討をしております。紙ができたかできないかというのは軍事機密なので、お教えできないということです。
(問)それは、いつごろ発表になるとかそういうのは。
(答)さらっと月曜日に発表します。
(問)国債の格付けの件で、菅総理が「ちょっと私は疎いので」という発言をし、大臣は「総理大臣がそういうことを話すものではない」と、「疎いと御発言するのは正解だった」というふう言ったが、周りから不謹慎ではないのかという意見も出ているが。
(答)総理大臣は、本会議で5時間も6時間も拘束をされ、なおかつ答弁を一生懸命やっておられたので、その直後に行われたぶら下がりで1日の出来事を全部把握しているということは、多分なかなかできないことだと思うのです。菅総理は格付けの問題とか格付会社の話とかは、実はお詳しい。だから多分、国会が終わって秘書官が国会出席中に出てきた諸々のことも多分報告されたと思うのですけれども、そんな時間があって報告を受けたわけではないので、その瞬間は疎かったというのは理解できる話で、また、レーティング会社のレーティングについて総理大臣がコメントをするというのは世界各国あまり例を聞いたことがないと、あれはあれでよかったのであると私は思っております。
「有識者会議」のメンバーは31日に約束通り発表されたが、中に与謝野氏の自民党時代の「盟友」の柳沢伯夫元厚生労働大臣の名前が入っていたのには驚いた。これでは「与謝野内閣」である。自民党への「面当て」というより、民主党には人材がいないのかと、与党内から批判の声が上がるのも目に見えている。因みにメンバーの一人、宮本太郎北海道大学大学院教授は、かつての日本共産党「大書記長」宮本顕治の長男である。また、格付けに関する菅首相「ヨイショ」発言は「媚態」そのものと言っていい。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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